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思う存分に完結済みの漫画を読んで自由に感想を投稿するブログ。

漫画『HELLSING』全10巻を一気読みした感想

漫画『HELLSING』は大英帝国王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」と、機関に所属するインテグラアーカード、セラスの3人を主軸に展開する吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦いを描いたバトルアクション漫画。 

SS級のバトルアクション漫画。

 

一言で表すなら『かっこいい』もしくは『中二病』かな。狂人達の独特の台詞回しが良い。平野節なんて呼ばれるくらい独特で痺れる。ふと思い出して再読したくなるくらい台詞回しに力がある。

 

硬派なんて言葉とは縁がなく、戦闘が成立するのは狂人かつチートな方々同士で戦った時くらいで、半端者や常識内の方々はトマトのごとく撃ち抜かれ引き裂かれ、圧倒的な力を前に押し潰されていく。頑張ってるけど相手が悪い。素手でイージス艦と戦っても、そりゃあ勝てねえ。

 

魅力の大半を台詞と雰囲気が占めてるから、できれば試し読みしてから購入すべきだと思う。俺は面白いって情報だけで買って満足だったけどね。もしドリフターズを既に読んでいて、そちらが気に入っているのなら間違いなく買い。

もしくはアニメから入っても良いかもしれない。見るならOVAが良い。DVD版でもBlu-ray版でも良いけど見るなら原作に忠実なOVAを勧める。

漫画『ドラゴンクエスト 幻の大地』全10巻を一気読みした感想

漫画『ドラゴンクエスト 幻の大地』はゲーム『ドラゴンクエストVI 幻の大地』のストーリーを基にして描かれた作品。

普通の漫画だった。特別な熱中も退屈もなかった。俺はドラゴンクエスト6をやったことがないからなあ・・・。話が飛び飛びのぶつ切り状態で何が何やら。遊んだことがあったら補完しつつ熱中を味わえたのかもしれない。6ファンの望んだ結末になっているって話もあるから。

 

絵に関して少し。最初は絵が下手だな~と思ったけど、慣れてきたら普通に読めたから、絵に関しては飲みこむべし。絵で避けるとちょっとモッタイナイかな、くらいの面白さはあった。

漫画『惑星のさみだれ』全10巻を一気読みした感想

漫画『惑星のさみだれ』は地球の破壊を目論む魔法使いと戦う1人の姫と12人の騎士達の物語。

途中まで「微妙かな?」と思っていたけど最終的に大満足だった。でも、楽しむためには補完が必要だと思うから、勧めるに勧められない・・・。なぜって、大満足って評価は妄想や想像の補完込、そして1回ではなく2回の一気読み込の評価だからだよ!

 

補完なしで素直に受け取ったら演出はまだしも描写不足で物足りない感が強かったし、足りないから不自然に感じて悩ましい場面が沢山あった。すっ飛ばした感じがする、唐突や不自然を感じる、表面をザーッと流してると感じる。これを自力で補いながら読んだら良い作品になった。何度も読む手を止めたよ。途中で「惜しいなああああ」とか「なんでえええ」って叫びたくもなったよ。最終的に面白かったって評価に至ったけど色々と悩ましかった。

 

さて。大満足って評価に至った理由は置いておくとして別の話をしよう。

 

好ましいと思った点を挙げるなら、ちょくちょく記憶に残る場面だな、記憶に残る言葉だな、って思える場面や言葉が出てくる点は好ましいものだった。主人公や姫の成長・変化も好ましいと思ったかな。選んでいるテーマ達が良かったのかもしれない。場面や台詞に関しては、場面や言葉を思い出したくて読みたくなる事もあると思う。もちろん妄想・想像込の評価だけれども。

 

見所を挙げるなら『魔法使いと姫&騎士の戦い』ではなく『主人公と姫の成長・変化』を挙げると思う。この2人は他のキャラクターより出番が多いから気に入りやすいだろうし、他のキャラクターは出番は少ない描写も少ない内面を追いにくいで気に入ることは難しい。だからここに注目しながら読むと良いよ!ここが見所だよ!って話なら『主人公と姫の成長・変化』を挙げる。

 

他のことに関しては・・・妄想と想像で補完したことを考慮して言及しないでおこうと思う。念のためにもう一度言うけれども、最終的に大満足ではあった。俺は面白かったよ。でも人に勧めにくい・・・。

 

そんなこんなで『惑星のさみだれ』は人を選ぶ作品だと思う。俺は漫画喫茶で読んでから購入を考えることを勧めたい。レビューは悪くないけど、見えない屍が積み上がってる気がしたから。

漫画『ダイの大冒険』全37巻を一気読みした感想

漫画『ダイの大冒険』は『ドラゴンクエストシリーズ』の世界観・設定を元にした漫画作品。

面白さは覚えていたんだけど、内容を見事に忘れていたから再び読んでみることにした。覚えていた面白さは間違いではなかった。

 

でも、当時とは違った面白さを感じた気がする。今回の再読で特に気に入った点は魔法使いポップと元魔王ハドラーの成長・変化だったんだけど、前回は違った気がするんだよね。子供らしく技と戦闘で熱くなってたのかな。親になることがあったら、主人公の父バランのことも好きになりそうだ。

 

何にせよ魔法使いポップと元魔王ハドラーの成長・変化は良いものだった。

 

始めのポップは臆病で逃げ回ってばかりなんだよ。当然と言わんばかりの勢いで主人公を置いて逃げる。まさしく臆病を絵に描いたような存在だった。でも、少しずつ成長していって、少しずつ勇気を覚えていって、勇気を与えられる人間になっていく。頑張って頑張って臆病な人間から確かな勇気を持つ人間に成長する。こういう道を歩みたいもんだよな、と思わせてくれる良いキャラクターだった。

 

ハドラーも始めは器の小ささを感じさせる本当に小物感しかないヤツだった。こいつは本当に人間臭くて、人間臭い理由で失敗して失敗して失敗して失敗して、もう限界まで失敗しただろって頃から命がけで主人公を倒そうと魔族らしい覚悟を持つようになって、実に魔族らしい方法で成長して、最終的にラスボス以上の魔王らしさを持つ存在になる。この行き着いた魔王の風格と過程が良かった。これでこそ魔王って感じがする。バーンは魔王ではなく魔神って言葉がしっくりくるし、大魔王って言葉も腑に落ちないし、やっぱり変化したハドラーにこそ魔王って言葉が相応しい。

 

あとはフレイザードとザボエラの2人は際立った魅力があったな。

 

フレイザードの「オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ・・・勝つのが好きなんだよォォッ!」は彼を象徴する最高の一言だったし、あらゆる点が素晴らしく魅力的な悪役だった。ザボエラは終始汚かった。一言でいうなら小物であり、更にいうならドロネズミを思わせ、どこまでも纏わりつく汚さを持つ素晴らしい悪役だった。

 

名言・名場面も沢山ある。

 

そりゃ37巻もあるんだから、名言や名場面くらいあるんだけども。物語の大筋から良いと感じた場面を少し挙げるなら、最終決戦の場が現れる場面、そこに呪文の発動からルーラで移動していく場面は「おお!ゲームだ!ドラゴンクエストだ!」と感じたから気に入っている。台詞だと「・・・・・・知らなかったのか・・・? 大魔王からは逃げられない・・・!」が同様にゲームっぽくて気に入ってるかな。他にも画像にして共有したくなる言葉・場面が沢山あった。

 

とにかく、ちょっと古い作品だけれども、漫画好きな人なら大人でも子供でも楽しめると思う。本棚に入れとくのも良いし超おすすめ。

漫画『武装錬金』全10巻を一気読みした感想

漫画『武装錬金』はホムンクルスに襲われて落命した主人公が錬金術の力で蘇り、戦士として戦いに身を投じる姿を描いた少年漫画。

 

週間少年ジャンプで連載していたような気がする。当時は興味がなくて流し見程度だったから思い出せない・・・装備が趣味じゃなかったんだよ。

実に少年漫画だった。

 

大人になったからなのか、最初から最後まで勢い任せで物足りないなーって感覚が消えなかった。もうちょっと丁寧に描写してくれたら、そんな感覚も消えて気に入ったかもしれない。小中学生の頃だったら受け入れられそうだったから、その頃だったら何の文句も出なかったと思う。少年漫画としては正しい・・・のかなあ。

 

物語も名作と比べると物足りなくて普通だった。全体的に少年漫画してるだけど、登場人物が全体的に薄っぺらくて、パピ☆ヨンな彼以外から突出した魅力を感じなくて、誰の成長も楽しめなくて、残念ながら全く興奮しなかった。

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パピ☆ヨンな彼が絡んだ場面は面白かった。一時期ネットで頻繁にみたから、この漫画では間違いなく人気の部類だと思う。常に主役級の存在感だったし、最も気に入ったキャラクターは彼だった。彼は良い意味で悩ましい存在だったんだろうな。

 

途中で思い出したけど、俺は武装錬金アニメ版の主題歌を知っていた。確かニコニコ動画に怪しいネタが色々と突っこまれていた初期頃に弾幕?含めて流行ってたんだよね。読み終わって検索するまで思い出せなかったけどな!

 

そんなこんなで物足りなくて1回見たら満足な出来だったから、買う程の面白さはないと思う。安かったら持っててもいいかな。悪くはないんだけど良くもなかったから。友人に聞かれたら漫画喫茶で読むなら悪くないよって答える。

漫画『風の谷のナウシカ』全7巻を一気読みした感想

漫画『風の谷のナウシカ』は、文明を崩壊させた「火の7日間」で汚染され、巨大な菌類の森「腐海」や、腐海を守る「蟲」と呼ばれる巨大昆虫たちが出現した大地に生きる主人公達を描いた作品。同名のジブリ映画の原作。映画になった部分は全7巻中2巻くらい。

 

そんなわけで、映画を見ていた場合、2巻の中盤頃まで既視感と「映画はだいぶ端折りながら形にしたんだな~」といった印象を持ちながら進むことになると思う。おさらいしながら新章へ向かう感じ。

良い意味で濃い作品だった。

 

話が休む暇なく進んでいって、どんどん壮大な物語になっていく。こういう緩みのない作品は続きが気になって凄く興奮する。もし子供っぽい人間だって自覚があるんなら、俺みたいに寝れなくなりそうだから寝る前は避けるべし。

 

それと、絵が上手いのは当然なんだろうけど、珍しく言及したくなるくらい凄く上手に描かれてて、世界や自然が凄く大きな存在に感じる点も良かった。漫画を見ていて世界や自然の大きさを意識させられることって少ないから新鮮。

 

1巻200ページ以下なのに読むのに時間かかったから、物語も絵も密度が濃かったと言える。絵なんて珍しく全コマ見る勢いだった。ともかく『風の谷のナウシカ』の世界を知りたかった。

 

他に読んでいて印象的だった点を挙げるなら、巨神兵の扱いは予想外だった。漫画だと、王蟲作戦の場面じゃ出てこない。もっと後に登場して、映画版とは違う役割を担うことになる。兵器であることは変わらないんだけれども、全く別の印象を持つことになる。

 

あとは、漫画版だと各登場人物を映画版よりも知ることができるから、各登場人物のことを映画版より好きになれると思う。特にクシャナとクロトワなんて印象が全然違う。ただの薄っぺらい侵略者から人間になる。

  

とても面白い作品だった。心からオススメできる。これは誰が読んでも買ってもいいと言う作品だと思う。

頭を空っぽにして読んでいたら重要な情報を見逃して「あれ?なんでこんなことに?」となってしまうかもしれないので、それなりの余裕を持ちながら、じっくり読んでほしい。ながら読みをしていたら途中で「んんん???」ってなったから。

漫画『黄昏乙女×アムネジア』全10巻を一気読みした感想

漫画『黄昏乙女×アムネジア』は主人公と幽霊なメインヒロインが出会って、怪異調査部を設立して幽霊なメインヒロインの死の真相を探っていく作品。

美味しゅうございました。美味しゅうござったので、俺は同志諸君と同じく『謎解き』や『ホラー』を主題とした作品ではなく『一味違う恋愛』を主題とした作品として勧める。

 

謎解きなんて読者視点じゃ存在しなかった。読者に明かされてしまうんだもの。ホラーの要素はなかった。これはホラーではない。ちょっとギャーって叫ぶ人が現れそうな場面もあるけど基本的に戯れだもの。強烈に目立つのは『謎解き』でも『ホラー』でもなく、主人公と幽霊なメインヒロインである夕子さんの戯れと葛藤と愛と魅力なんだもの。

 

出会ってしまった主人公と夕子さん。2人は怪異調査部を設立して、60年前に死んだ夕子の死の真相を探っていく。そこには戯れと葛藤と愛がある。良いじゃないか。しかも絵は上手く、ちょっと色っぽい描写があるけど下品ではない。ちょうどいい塩梅である。女性を魅力的に・・・そんな拘りを感じる絵だった。

 

とにかく早々に謎の大半を知らされてしまった読者は主人公と夕子さん(70代)の歩みを見守ることになるから、俺の中では完全に夕子さん萌え漫画になってしまった。友人に感想を聞かれたら「夕子さん可愛かった」って返すと思う。

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そういうわけで、購入を検討する前に、己の性質を確かめるべく漫画喫茶でも友人宅でもいいから軽く読んでおくと吉。個人的には面白かったし積極的に勧めたいところだけれども、いきなり買うと後悔するかもしれないからね。